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  • 2012.02.27 Monday
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    引っ越しとお知らせ。

    • 2012.02.27 Monday
    • 16:29
     

    これまでこのKomugi日記を読んでいただいたみなさん、
    ありがとうございます。

    長い長いとクレームがよくくる日記でしたが、
    それでも根気づよく読んで、
    コメントしてくれたみなさん、本当にありがとうございます。

    2011年11月11日に入籍し、
    2012年1月29日に小さな結婚式を挙げました。

    そして今、
    おなかの中には赤ちゃんがやってきてくれました。


    ここ数ヶ月、色々人生の岐点となることがあって、
    なかなかこの日記を更新できなかったけど、

    これからも自分の中にあることや、
    日々のこととか、描き続けていきたいと思っています。


    それで、
    日記の引っ越しをしたのでお知らせです。
    これまでの記事は全部引っ越し済みです。

    みなさんが書いてくれたコメントだけは
    引っ越し先に持っていけませんでした。
    ゴメンナサイ!!!


    今度の日記は、
    カテゴリーから検索しやすくなったり、
    読者登録もできるので、

    わたしみたいな気まぐれ日記を
    気長に読んでもらえる人に
    わかりやすい作りになってるかなと思います。


    そして今日夜、TVに少しだけ放送されます。
    詳しい内容が引っ越し先の日記に書いてあるので、
    見てみてください。


    それでは次回は引っ越し先で。

    日記の引っ越し先↓



    ふくろうばぁちゃん。Vol.10

    • 2011.11.30 Wednesday
    • 14:37
     

    待ちに待ったえほん大賞の結果発表。


    ざんねん賞でした。

    悔しいけど、絶対最終審査まで残ったし、
    あと一歩だったはず!

    と思い込んでいる。


    それに、これは始まりです。
    宣戦布告。

    いつか出版されるまで、
    わたしは絵本、描き続けるから、

    その最初の一歩を踏み出したってことで、


    前に誰かが言ってたけど、
    あきらめるから、叶わないだけで、

    あきらめなければ大抵のことは道がなくても
    そこに道が出来ていくんだって。

    80歳まで生きるとして残り50年。

    その中で、どれだけの時間を、
    絵本づくりの時間にできるかな。

    やらなくても、誰も迷惑かからないし、
    痛くもないし、困らない。


    だけど、今日テレビでやってた。
    腰痛やギックリ腰に悩まされる人が多いけど、

    脳が楽しんでいれば、脳の血行がよくなって、
    自然治癒力みたいなのが高まるんだとさ。

    だから同じ症状でも、
    イライラしたりストレスずっと抱えたり、
    自分や他人に文句ばっかり感じていると、

    脳の血行が悪くなって、
    痛みを感じやすくなったり、筋肉が固まって
    症状が悪化するんだって。

    だったら人生、楽しんだもん勝ちだと思った。

    もちろんやらなきゃいけないことを
    きちんとやりこなす自分がいてこそ、

    楽しいときに心置きなく思いっきり楽しめるんだと思うから、

    毎日、身近な人たちと、
    なるべく出来るだけ心地よく気持ちよく過ごすために

    自分が楽しもう。

    わたしはこうやって色々なことを書くのが好きだから、
    文字を書いたり、絵を描いたりする時間を大切にしよう。


    そんなこんなで、

    今回入賞できなかったことは、
    ひとつの通過点として、

    これをふまえてまた描きなおして
    描きなおして、

    何年かかるかわからないけど、
    いつかかならず全国の本屋さんと図書館に置いてもらいます。


    えほん大賞の入賞発表者HPを見ても、
    なんかピンとこなくて毎日過ごしてたら、

    さっき、郵便が届きました。


    それで、認めるしかないなと。

    でもその郵便と一緒に
    友達の似顔絵師さんから、

    手紙と一緒にこんなものが届きました。



    ふくろうのハンカチと、
    陶器でできたミニミニふくろう。


    やっぱり手紙はうれしいなぁ。

    だからか、
    ふくろうばぁちゃん以外の私の絵本に、
    手紙はけっこう登場します。

    今日もまた、手紙をもらって、
    うれしかった。

    こういう自分の中のうれしい気持ちや
    大切にしたい気持ちを

    やっぱり絵本にしていこうと
    落選通知を横に置きながら心新たに思ったわけでした。


    みなさんの1日にも、
    うれしいや楽しいがありますように。




    10年かかったけど。

    • 2011.11.11 Friday
    • 18:11

     


    前にどこかの日記にも書いた内容だけど、

    今日、あらためてこのことをもう一度書きたいので書きます。



    10年前のこと。


    オーストラリアで唯一の大都市、 

    シドニーで働いてたわたしは、 


    ガチャガチャした大都会なんかじゃなくて 

    もっともっと広大な、大自然の中で暮らしたいって思って。 



    あと、一度でいいから、 

      


        夜行列車  



    に乗ってみたいって思って。 




    思ってしまったらやらなきゃムリなので、 

    2日後に帰らなきゃいけなかったけど 

    飛行機の帰国時期を延期して、 



    シドニーから南へ、12時間かけて 

    メルボルンていう街へ夜行列車の旅に出た。 




    生まれて初めての夜行列車に乗って 

    しばらくは乗ってるだけで楽しくて寝れなくて。 



    景色を見たり、車内を見回したりして 



    ルンルンモードでウキウキして、 

    次に行く 新しい街 メルボルンはどんなとこだろうって 

    わくわくしながら座ってた。 





    どんどん 夜が深くなっていって 

    窓からの景色はもう、 


    地平線と空だけになって 


    少し眠って 次に目が覚めたとき、 

    窓の外には自分の目をうたがうくらいの 


    満点の星空が広がってた。 



    あー どうしよう!星が! 



    て思って 

    ずーっと寝ないで窓にはりついてた。 


    だって、地平線のギリギリまで 

    星があって。


    地平線がずーーーーーっとつづいてるのが 

    月のあかりで 見えて。 



    その景色といったら 言葉はいらなくて。




    でも、あんまり素敵だから 

    この窓からの景色、ゼッタイみんな見た方がいいよ! 

    て思って 夜中の2時くらいだったけど 


    知らない人ばっかだけど 

    全員起こしてむりやり見せようかとか 


    一瞬本気で思っちゃったくらい、 


    とにかく すごい景色で。 


    誰かおきてないかなって 

    周りを見渡したら、 



    向こう側の席のに 

    少し太った40歳くらいのスペイン系のおばちゃんが起きていた。 




    目があって、 

    少しだけ なんか いい沈黙があって 



    そしたらそのおばちゃんはみんなを起こさないように 

    ちぃさな声で、隣に座っていい? 

    て聞いてわたしのとなりに座った。 



    マリーというそのスペイン人のおばちゃんは 

    外国のマンガに出てくるような 

    太っちょのおばちゃん。 



    すっごくやさしい笑い顔をもってる人だった。 



    マリーおばちゃんは 

    今、出稼ぎに行ってる旦那さんに会いに行くんだと 

    言っていた。 



    旦那さんとは、出会って1ヶ月で 

    結婚を決めたらしく、 


    それから今まで何十年も、 

    ほとんどケンカをすることもなく 


    付き合った頃のように 

    仲良しの恋人同士みたいなのよ。 


    って、かわいいかわいい笑顔をしながら 

    話してくれた。 


    子供が5人いて 

    子育て大変だけど、 



    英語と、イタリア語と、フランス語と、中国語を 

    勉強中で、ほとんどマスターしたって。 



    頭が悪いから、 

    覚えるのに時間がかかって大変だったわ 


    て・・・。 



    それでも毎月欠かさず 

    夫に会いに行くの。それが楽しみなの。 



    て。 



    わたしが、 

    なんだこのすてきな話。 てポカンてしてたら 



    マリーおばちゃんは 

    カバンから 片手に収まるくらいの 

    小ぶりの箱を取り出しました。 




    それは ていねいにラッピングされた 

    誰かに渡すプレゼント。 



    「毎月ね、夫に会う度に プレゼントを交換するの。」 



    二人でそう決めたんじゃなくて 

    離れてる間、 

    お互いを想う気持ちが 


    自然とこうなって 

    今じゃ恒例行事になってるんだけどネ。 



    今月は、これをあげるの 

    て言って、 



    そのプレゼントを開け始めた。 



    わたしは、せっかくラッピングしてあるんだから 

    って、必死で止めたんだけど 


    いーからいーからって 


    会って間もない私のために 

    中を見せてくれた。 



    箱の中には、 

    腕時計が入っていた。 



    先月、時計が壊れてるのを見たから 

    これで気持ちよく時間を見れるでしょ。 



    って、すっごいうれしそうだった。 


    決して高くはない感じの腕時計だったのに 

    夜行列車の ひそひそ話の中現れたその腕時計は 


    最高に素敵な腕時計に見えて、 

    それをもらった旦那さんは 


    きっと素敵な時間を刻むんだろうなーって 




    ゼッタイ旦那さんは喜ぶね! 




    て、二人でヒヒヒヒって笑った。 



    楽しいな〜って思って、また外の星を見てたら、 






    「ねぇさつき、心底惚れた人とうまくいくコツ、 


                    教えてあげよっか」 





    て言われて、 


    恋愛下手なわたしは 

    そりゃあもう、聞きたいですマリーおばさん!状態で。 



    そしたら一言。 




    「 おなかを いーーーーーっぱいにしてあげること。以上♪ 」 





    てさ。 



      ・・・ 深い! 



    てそのとき思った。 

    ものすごいシンプルだし、コツってそんなこと!? 

    て思う気持ちも一瞬浮かんだけど、 



    でも、会ったばっかのわたしに 

    プレゼントの中まで見せてくれて 


    いろいろなこと、話して 

    何より、マリーおばちゃんの笑顔が 

    すっごいあったかくて 



    あーこの人の言うこと 

    間違いないなっていうか、信じれるっていうか。 


    きっとほんとに 


    おなかを満たすことが、 

    わたしが思ってる以上に大切なことなんだなって 



    素直に耳から心へ、入ってきた。 




    20何年前、旦那さんと出会って、 

    お互いこの人だって思って 


    初めて家に招待したとき、 

    料理の上手なところをアピールしようと思ったけど 



    当時マリーおばちゃんはまだ 

    20代で、料理がものすごく下手だったらしく 



    内緒でお母さんに作っといてもらって 

    彼がきたら、あたためたり盛り付けたりして 


    あたしが作ったのよって 

    食べさせたんだって。 



    それで彼はこの人で間違いないって思って 

    プロポーズしたらしいんだけど、 



    それからお母さんの腕に追いつくように 

    それはそれは必死に練習したわよって言ってた。 



    今でもまだ、旦那さんは 

    あのときの料理が、お母さんの料理だってことは 

    知らなくて、 



    これはわたしとさつきだけのヒミツだよって。 



    子供たちも、わたしが料理好きだって 

    思いこんでるけど 


    実は料理大嫌いの、料理下手だったのよ。って。 



    すっごい話を聞いたもんだ。 

    軽く詐欺ですよ。マリーさん。 




    でも、マリーおばさんはこう続けた。 



    おいしいごはんで、 

    大好きな人のおなかをいっぱいにしたら、 


    ケンカしてても 

    どうでもよくなるし 


    人はおなかいっぱいなとき、 

    不思議とケンカしないようにできてるの。 



    おなかがすかなきゃ 起こらない戦争だって 

    いっぱいあると思わない? 




    さつきの料理が食べたくて 

    あなたのところに帰ってきてくれる人が 


    きっと現れるわ。 







    これを聞いたときの私は 

    料理、上手になりたいけど、 


    実際は台所に立つだけで疲れてしまうくらい 

    料理が苦手中の大の苦手で、 



    何かを作ること自体は大好きなんだけど 

    どうしても、楽しめなくて 

    でも上手になりたくてっていう中途半端な状態だった。 



    だからこの話は、 



    相当 ガツン ときた。 




    マリーおばさんと話せたことが 

    うれしかったし、この話はきっと 


    わたしの料理人生に影響大だよって思ったから、 

    感謝の気持ちと、出会えてよかった をこめて 



    マリーおばさんと旦那さんへ 


    おそろいの千代紙で 

    鶴を二羽 折って、あげました。 



    紙が鳥になるなんて まるで手品! 

    って、すっごく感動してくれて、 

    あたし日本語と日本の文化を勉強するわって言ってた。 




    最後に、メルボルンの駅で別れるとき、 


     「あのコツ、いつかその時がきたら 使ってもいいわよ。 

       そのかわり、これは効果大だから、 

      わたしとさつきだけのヒミツだからね♪」 



    て、ハグしてバイバイしました。 




    今、台所で料理をしながら、 

    あー料理楽しいなーって思ったり 


    好きな人のおなかを、何でいっぱいにしようかなって 

    考えたり、 


    失敗してへこんでも 



    もっと上手になりたいって思えるのは 



    あの夜行列車で偶然ともだちになった 

    大ウソさえも許せちゃうくらい 

    すっごくかわいくて勉強好きな、 



    マリーおばさんのおかげ。 



    ごめんねマリーおばさん、

    ヒミツのコツ、みんなにバラしちゃった。 



    そしてあれから10年かかったけど、

    たくさんの人に心配や迷惑をかけちゃったけど、



    今日、これから先ずっと

    おなかをいっぱいにしたいと思える人と一緒になりました。

    名字が変わっても、これまで私が

    色んな人に教えてもらったことや出逢ったこと、

    ちゃんと忘れずにいきていこうと思います。



    きっと色々なことがあるけど、

    ケンカしたら、壁にあたったら


    マリーおばさんの言葉を思い出して、

    おいしいものを作るお嫁さんになります。



    そして、マリーおばさんのような、

    あったかくて、素敵な笑顔のお母さんに

    ナレマスヨウニ。。。





    ふくろうばぁちゃん。Vol.9

    • 2011.11.09 Wednesday
    • 11:07
     

    ひさしぶりの日記です。

    7月31日に応募締め切りギリギリに間に合った絵本、
    ふくろうばぁちゃん。

    絵本大賞という、大きなコンテストに出して、
    あれから3ヶ月。

    【結果発表は10月下旬にwebサイトで発表
     随時審査。落選者には郵送で通知】

    てあったから、
    10月に入ってからはもう、毎日webサイトを見て今か今かと発表を待った。
    やるだけやった。だから、あとは、
    こういう時は思いこみが何より大事。

    落選者になんかなってないから、わたし宛ての郵便なんて
    届かないもんねーだっ!て思いながら、

    時々郵便物をおそるおそる見たりする毎日。


    大体、10月下旬ってアバウトすぎない?
    下旬っていつからいつまでのこと?!

    もう気が気じゃないからはっきりこの日って言ってくださいお願いします。

    20日過ぎたあたりからは1日3回のペースで
    コンテスト発表のwebサイトをチェック。

    とうとう、10月31日が来て。

    この日なんて1時間おきにサイトを見たくらい、
    何度も見たけど、

    しばらくお待ちくださいのまま。


    そして、webサイトは何も変わらないまま
    11月を迎えた。


    あーーーどうなるんだろ。

    ドキドキするし、楽しみだし、不安だし。

    高校や大学の受験の時よりも
    そわそわそわそわ。


    そしたらwebサイトに動きが!



    応募多数につき、発表は11月10日前後、、、

    はぁーーーーー!
    またここから10日間も待たないといけないの!

    もう十分待ったよ
    でも、今の段階で、
    落選通知は私のところには来てない。


    だから、最終審査まで残ってるってことだ。


    と、信じよう。




    「まだお前の作品、審査員に読まれてもないんだわ。」



    っていう両親のセリフを蹴っ飛ばして、
    わたしはプラス思考で待ちます。


    ものごとは、前向きがイチバンだ。
    まだ起こってないことを、不満や不安でいっぱいにするのはもったいない。

    そうそう、オーストラリアに行ったときに、
    それを教えてくれたおばさんがいた。

    絵本大賞の発表を待ちながら、
    そのおばさんのお話でも書こう。


    11月10日前後って、
    今日でもあるし、明日でもあるし、あさってでもあるよね。


    はぁードキドキ。


    みなさん、私が、
    いやいや、ふくろうばぁちゃんが大賞とれて、

    今年12月に全国の本屋さんに並ぶことを
    どうか祈っててね。


    みなさんの念じ力、頼りにしてマス。


    どうか、23年前のあの時、
    風船が飛んでいったように、
    ふくろうばぁちゃんが、この日記を読んでくれてる人たちのところに
    届きますように。





    布団だいすき。

    • 2011.10.19 Wednesday
    • 13:21
     

    小麦。
    小麦と話したい。



    小麦がきてから、4ヶ月がたった。


    たまに、わたしたちの話を聞いてるみたいな時がある。
    小麦の耳には、どんな風に聞こえてるんだろ。


    講師という仕事は、
    伝えるっていう作業がすごく大切で、

    それがなかなか、空回りしてる毎日なわけだけど。

    たくさんの言葉や、たくさんの表面的な呼びかけよりも、
    たとえ静かで不器用でも、
    耳が傾いてしまう時がある。

    小麦、この前 月がとってもきれいだったよ。


    小麦としゃべってみたいけど、
    このままでいっか。




    最近、webクリエーター上級っていう資格をとるための勉強と、
    一番苦手科目の授業の準備で、

    全然日記、書けませんでした。
    そして、知恵熱が出ました。

    試験3日前だけど、今日は寝ます。
    もともと学校は休みで、
    今日は試験勉強の追い込みをしようと思ってたけど、

    熱があるんじゃしょうがない。
    堂々と、お昼寝をしよう。

    昼からビール最高!
    の気持ちはわからないけど、

    昼から布団最高。

     

     

    おやすみなさーい。

    あ、小麦は布団いらないの?
    ほんとは欲しいの?

    やっぱりしゃべりたいがな。
    ドラえもーん。





    NAGOYA+JAZZ。

    • 2011.09.24 Saturday
    • 14:48
     
    オーストラリアの、シドニーの、
    Goregeストリート沿いにあるあのお店に行ってから、
    ManlyのJAZZフェスタに行ってから、




    JAZZが少しだけ身近になった。
    日本に帰ってきてから色んなJAZZを聴いてみた。

    JAZZじゃなさそうな音楽も、
    色んな音楽を聴いてみた。


    3歳からクラシックピアノを弾いてたわたしは、
    楽譜通りに弾くことに徹底して練習してきて、
    それが窮屈で仕方なかったから、

    JAZZのライブに行けば行くほどビックリした。
    一つの曲を原型がほとんどわからなくなるくらい
    崩したり組み立てたり混ぜたり折ったり、

    もちろんクラシックもそうなんだけど、
    歌う人、弾く人によってこんなにも違うんだって
    まのあたりにした。

    楽譜は私がこれまで見てきたような
    ガッチガチな楽譜とかなくて、

    その日のメンバーの、
    その時の感じを音にしていくし、

    なんなんだこれは!
    って、それはもう相当楽しいショックだった。

    わたしはキャベツを切る音が好きだし、
    雨がトタン屋根にぶつかる音が好きだし、
    尺八のかすれた部分の音が好きだし、

    音楽のジャンルとか難しいことは
    全然よくわからないけど、


    わからないなりに色々と聴いたり
    ライブに行ったり、あれこれしてるうちに、

    好きだなーって思う声の人、
    もっと聴きたいなーって思う楽器の音を出す人に出逢うと

    あーもうすごくうれしい。

    地下にある、SOUP PLUSというお店のおじいちゃんバンドもそう。
    海沿いのステージで、大迫力だったビックバンドもそう。


    そしてもうすぐ、
    名古屋に、わたしの好きな人達がやってくる。

    仕事行く時も、休みの日も、
    がんばりたい時とか、がんばった後とか、
    何かあると聴いてます。

    ちいさい頃からピアノを弾いてたのに、
    ピアノの先生は鬼スパルタで、わたしもガンコで負けず嫌いで、
    人前で弾こうものなら
    膝がマグニチュード9並に揺れてまともにペダル踏めなくなるし、
    どうにもこうにも自分が楽しく演奏することはまだまだ滅多にできないけど、

    こうして文章書いたり、
    絵を描いたり、
    なにかものを作るときは
    ぶどうジュースと音楽がゼッタイ必要で。



    何を聴いてるかで、描く内容も量も時間も全然違う。
    聴いてる音楽に左右されまくるわけで。

    ものづくり以外も、
    仕事だって休みの日だって、
    その日の朝聴く音楽は、気づくと1日中自分の中に流れてるから
    着て行く服を選ぶのと同じかそれ以上に真剣に悩む。


    そんなわたしのややこしい日常を
    色んな場面で、いい感じにしてくれる音楽がある。

    その中のひとつが、

    「JiLL-Decoy association」(通称:ジルデコ)




    聴いてると、色々デキル気がしてくる。
    なにか創りたくなってくる。

    ボーカルは、どのくらいクセになるかここで説明できません。
    ギターは、どのくらいシビれるかここで説明できません。
    ドラムは、どのくらい夢中になるかここで説明できません。

    ギターとドラム、音をじっくり楽しみたい人はJD's。一度聴いたらハマる。
    そのギターとドラムにボーカルが加わった名古屋初の
    ジルデコラウンジももちろんおすすめ。


    JD's

    JiLL-Decoy association 


    色んなミュージシャンがいると思うけど、
    オーストラリアから帰ってきてから、カナダ、ベトナム、パリ、ロンドンに行って、
    ライブハウスやらコンサートやらミュージカルやら行って必ず思うのは、
    丁寧に作られたCDもいいけど、
    荒削りでも、やっぱり生のライブが一番だっていうこと。

    最近よく、”詳しくはwebで”とか言うけど、
    そういうわたしはwebサイト制作の講師とかしてるけど、
    本当のことはwebなんかじゃわからない。


    ロンドンでは、前に歩いてる人が知り合いと会って、
    そのまま壁ぎわでいきなり挨拶代わりみたいに演奏し始めた人がいたし、




    フランスでは、地下鉄の中で走る電車の中アコーディオンで歌う人や、
    バイオリン本気で弾いてる人や、ケーナ大音量で吹いてる人がいたし、


    (この人たち何語かわかんなかったけど必死に説明してくれて
     地下鉄にすっごいいい感じに響いててCD買っちゃった)

    (この人写真撮るとき演奏止めてしっかりカメラ目線だった)


    みんな楽器をケースに入れずにそのまま持ち歩いてて、
    色んな場所に好き勝手に弾いたり歌ったりしてて、
    周りの人もそれが普通で。



    わたしひとり、何これめちゃシブイ!って思って
    テンションあがってた。
    ルーブル美術館よりこっちの方が楽しかった。

    あいかわらず、音楽の知識はまったくないけど、
    音楽を、生で聴ける時間って大好きだ。

    楽器や音符、音楽にまつわる絵を描いて、
    それを雑貨にする仕事をしてた頃、
    全国の楽器屋さんでも、雑貨屋さんでも
    ふたつの業界で必ず同じことを言われた。

    ”名古屋とばし”
    という言葉があるらしい。。。

    名古屋を制するものは全国を制す、、、
    とも言われ、、、

    どうやら名古屋人はよそ者をすぐには受け入れない性質があるらしい。
    だからなかなか盛り上がらないし、
    新しいお客さんをつかむのはすごくむずかしいって。

    日本三大都市といわれてるのにね。
    さみしい話だがね!

    いいものはいいよ!
    身内だろうがよそ者だろうが、日本だろうが世界だろうが、
    いいものはいいから、シンプルに
    なんにも気にしずに、いいものをいいって
    感動したいがね!

    名古屋で、こういうシビレル音楽を聴く機会がは
    とっても貴重なので。

    再来週と11月のライブは、
    今から本当に楽しみ。


    それじゃ、ジルデコ聴きながら、
    ぶどうジュースと絵の具の準備します。

    このアコースティックな感じも好き。


    あー
    はやく来ないかなー♬

    あのじいさんバンドの時みたいに
    音に釘付けになるのは
    なかなかないからもーいーくつ寝ーるとー。

    それではまた。

    SOUP+JAZZ。

    • 2011.09.23 Friday
    • 17:11
     
    10年前、21歳の時。
    外国に行こうと思った。

    どこの国に行くか迷ったから、
    床に、世界中の空の写真をバラまいた。





    選んだ空の写真は、オーストラリアだった。
    記念すべき初めてのひとり旅はオーストラリアに決まった。

    このオーストラリアへのひとり旅が
    その後の人生をとんでもなく変えてしまうことになるんだけど、

    今日はそのオーストラリアの、
    あるお店と音楽の話。

    そのお店は、Georgeストリートという、
    シドニーのメインストリートのずっと先の、
    さびれたところにあるお店。




    ふだんは全然目立たないお店。
    なのに週末の夕方くらいから、ぞろぞろと人が並んで、
    地下に入り口のあるそのお店は、
    階段から地上に出て、さらにその先の曲がり角まで
    とにかくものすごい行列になる。


    SOUP PLUS(スーププラス)というこのお店は、
    スープが一杯確か300円〜500円くらいで、
    スープを注文するとあったかいパンが食べ放題。


    毎日通る道だけど、なかなか勇気が出なくて、
    でもある週末の夜に、思いきって列の一番後ろに並んだ。

    ほとんど英語わからないままシドニーに来て、
    ほとんど何をやってるのかわからないまま列に並んで、
    ただただおいしいスープが食べたくてこの店に入った私は、

    中に入って、店を間違えたかと思った。


    そこは、ただのおいしいスープ屋さんじゃなくて、
    楽器を持った人がたくさんがいる場所。


    後から知ったけど、
    この店がこんなにも行列ができるのは、
    このJAZZのライブのせいだった。らしい。

    毎週、そこでの演奏を楽しみに
    他の都市から飛行機でかけつける人もいるほどの
    知る人ぞ知るJAZZのお店だった。

    わたしは行列ができるおいしいスープ屋さんだと思って
    並んでたからビックリして、
    あっけにとられた。


    みんなそれぞれ好きなスープや飲み物を持って、
    こんなに楽しい場所ある?ってくらい楽しそうに笑って歌って
    立ち上がって踊ってる人もいるし。
    とにかくひとり残らず思いっきり自由に楽しんでた。


    あぜんと立ちすくんでる私に、
    ある親子が、

    「あなた一人なの?来なさい。私たちと一緒に音を楽しもう」

    って、同じテーブルに席を作ってくれた。

    このお店があまりにも好きすぎて、
    お金を貯めては、飛行機に乗って、パースという離れた都市から
    何時間もかけてここのライブを楽しみに来るんだそう。


    わたしのつたない英語を、辛抱強く聞いてくれた。

    3時間くらい、親子はお酒、
    わたしはお酒飲めないからスープで乾杯。
    スープぐびぐび飲んだ。
    そして色ーんな話をした。

    その日、どうやって宿に帰ったか覚えてないくらい楽しい夜だった。

    それからこのお店は私の行きつけのお店になった。
    平日のランチはさらに安くて200円〜300円のスープを頼めば
    パン食べ放題。

    貧乏旅のわたしは財布とにらめっこしながら
    小銭はたいて行けるだけ行った。

    ある日、今日は何のスープにどんなパンの組み合わせで
    いこっかなー♬って思ってたら、

    ステージの方でガチャガチャ楽器の音が聞こえた。
    平日でも、日によって運がいいと演奏が聴けるらしかった。

    でも、そのステージの上で楽器をセッティングしてるのは、
    全員白髪のヨボヨボの、ちいさなおじいさん5人組だった。

    隅の方の、はじっこの席に座って、
    スープとパン食べながらおじいさん達の演奏楽しみだなーって
    思って待ってたけど、

    少し動いては休み、動いては休み、
    誰かが誰かのセッティングした楽器を倒して直しての繰り返しで、
    結局その日は時間内に演奏は聴けないままランチが終わった。

    ヨボヨボだけど、服はみんなおそろいで、
    でもしわくちゃで、でも楽しそうで、

    日がたつにつれて、どうしてもあのおじいさんバンドの演奏が
    聴きたいと思ってしぶとく通った。

    お店の人に、あのおじいさんバンドはいつ来るのか聞いたら、
    5人全員の体調がそろう日じゃないと演奏しない
    彼らは病院活動が忙しいんだと言っていた。

    何回か通って、しばらくして、新作のスープが出た。
    何スープなのこれ!って思ってカップにスープを注いでたら
    後ろのステージの方でいきなり音楽が始まった。

    振り返って見たら
    あのおじいさんバンドが演奏してた。

    どゆこと!?
    いつの間に!?

    でも、そのおじいさんバンドの演奏は
    月並みな言い方だけど、

    めちゃくちゃかっこよかった。

    新作のスープなんてそっちのけで釘付けになった。

    あの時のスープが何スープだったか、
    何色だったかさえも全然思い出せないけど、

    10年経った今も、
    あのおじいさんバンドのことは、
    はっきり映像や音のかけらが私の中に存在してる。

    その後も、時々じいさんバンドは時々現れた。
    演奏中にいきなり今日は帰るねと、
    さっさと片付けて帰ってっちゃったり
    (あれはリハーサルだったのっていうくらい中途半端なタイミングで退場。)

    気まぐれ満点だったし、
    お客はいつも私を入れて3人〜4人くらいだったけど、

    じいちゃん達は、
    セッティングは半分寝ながらやってる感じなのに、

    演奏し始めると、人が変わったみたいに演奏した。

    入れ歯とか、カツラとか、
    色々飛んでっちゃうよってくらい全身で音を出してるじいちゃんもいれば、
    まったく動かないでひたすら音を出してるおじいちゃん、
    口がひたすらぱくぱく動きながらピアノを弾いてるおじいちゃん、、、


    わたしは音楽の、JAZZの、詳しいことを語れるだけのなにかは
    なにもないんだけど、

    そのじいさんバンドの音楽は、
    ものすごく魅きつけられてしまって、
    何回聴いても、釘付けになった。


    それからというもの、
    JAZZって、楽しいかもと思った。

    ちょうどその時期、シドニーでは
    Manlyビーチという海辺でJAZZフェスティバルがあって、
    さっそく行ってみた。


    街中JAZZというか、音楽一色だった。
    どこからもそこら中に音楽がわき出てくるみたいに、


    なんか音がやたら近いと思ったら
    歩きながら演奏してたり、


    ステージがあちこちにあって、
    みんな好きなステージやお店で、
    好きな音楽を聴く。


    夕方になっても夜になっても
    みんなずーっと音楽をあびて、時間なんてあっという間で


    そんな中、
    どのステージよりも、ものすごい人だかりのあるステージを発見。
    人をかきわけてステージを見ると、


    日本人のステージだった。
    和田アキ子並みのガタイのいい女の人が、
    銀行員みたいなカッチリした演奏者さんたちをバックに

    日本の昔の音楽をアレンジして歌ってた。
    銀行員みたいな人たちの演奏、すごい迫力だった。

    観客はとにかくものすごく多くて、

    夜の、海沿いのステージで、
    最後は日本に古くから伝わる名曲を歌います。
    って、始まった曲は、

    ”ねんねんころり”

    だった。
    昔おばぁちゃんの背中でいつも聴いてた曲だけど、
    かなりアレンジされまくってて、
    すぐには何の曲かわからなかった。

    曲がわかった時、
    なんか、鳥肌がたった。

    歌ってる和田アキ子さんも、
    演奏してる銀行員さん達も、
    全員が主役だった。

    日本人!かっこいいなーって思った。

    JAZZっておもしろい!
    って思った。


    アンパンマン。

    • 2011.09.16 Friday
    • 23:28
     
    うちの近くに、最近新しい保育園ができた。
    0歳児から2歳児を預かる、赤ちゃん保育園。

    わたしが通っていた保育園の園長先生が、
    新しく作った赤ちゃん保育園は、

    うちから歩いて1分くらいの距離にできた。

    保育園って、なつかしい。
    大好きだったなぁ、保育園。

    いっぱいいっぱい思い出あるけど、
    保育園の時はなんにも考えず無敵そのものだった。

    ちょっとでもイジメみたいなの見つけたらすぐに飛び込んでって、
    イジメてる男の子ととっくみあいのケンカしてた。

    そんなわたしは、年中さんの時の担任の先生に、
    アンパンマンのさつきちゃんって呼ばれてた。
    その頃から何よりも絵が大好きだったから、
    ヒマさえあればアンパンマンの絵ばっかり描いてたのを覚えている。

    そして、すぐ泣くのも今と変わらなくて、
    先生に、

    「アンパンマンなんだから、泣いたらパンがふやけちゃうよ。」

    って、よく言われたことも、今だに忘れられない。

    年中さんの時の先生は、
    とにかくすっごくほめてくれるあったかい先生。
    年長さんの時の先生は、
    ちょっぴり、いや、結構恐いとてつもない美人先生。

    二人とも大好きだった。
    特に、年中さんの時の先生は、
    わたしが卒園する前に、結婚して京都に引っ越していっちゃったから
    本当にさびしくて、

    何枚もハガキや手紙を送った。

    あの頃、京都という場所は、とってもとっても遠く感じて
    もう二度と先生には会えないとさえ思ってた。

    小学校にあがっても、先生に手紙をかいた。
    先生も、こまめに返事を書いて送ってくれた。


    だんだん、部活や仕事や色んなことが
    自分の中で増えていって、先生へ手紙を出したのも
    何年も前でぷっつり途切れてしまっていた。


    そんなある日、
    あの出来たばかりの赤ちゃん保育園に、
    年中さんの時の先生がいるっていうウワサを聞いた。

    先生に会いたい。

    わたしが4歳、5歳の頃からだから、
    もう27年ぶりだ。

    ちょっと緊張するけど、たまらなく会いたくなって、
    ひさしぶりに先生に手紙を書いた。
    わたしが作った雑貨も贈ろう。

    絵が大好きだったわたし、
    気の遠くなるくらいたくさん遠回りしたけど、
    絵にかかわる仕事にたどりつけたよって報告しよう。


    ちょっとドキドキしたけど、
    手紙とプレゼントを持って、赤ちゃん保育園に到着。


    玄関で待ってると、

    「やだなぁ〜緊張するなぁ〜
     おばぁちゃんになっちゃったもんなぁ〜」

    って言いながら、
    年中さんの時の先生が出てきた。

    先生は、あの時のまんま、やさしいおっきい笑顔だった。

    それで、入り口に座りこんで、先生といろんな話をした。
    わたしが卒園する前に保育園を辞めて京都に行っちゃったから
    先生に卒業アルバムを見てもらいたくて、
    保育園の時のアルバムを見せたら、

    「あれ?さつきちゃんて年長さんの時 ふじ組だったの?
     ふじ組の担任だった先生も今、ここにいるよ?」

    ってことで、
    そこに年長さんの時の、
    あのちょっぴり怖かった美人先生が奥から出てきてビックリ。

    まさか年中さんと年長さんの時の
    両方の先生と会えるなんて。

    それで、ふたりそろって

    「さつきちゃんは絵が好きだったよねーいっつも絵描いてたよねーっ
     すっごいよく覚えてるよ!」

    「描いてた描いてた、あのね、さつきちゃんはね、
     アンパンマンとネコ娘の絵をいーっつも描いてたよ」

    って。
    アンパンマンは覚えてたけど、なんでネコ娘?
    鬼太郎じゃなくて、なんでネコ娘。

    小学校にあがってからも、大人になってもずーっと絵が好きで、
    遠回りしたけど絵にかかわる仕事につけたよって報告したら、
    ふたりとも手をたたいてすっごく喜んでくれた。

    怖かった年長さんの時の先生は、ものすごくやさしくなってた。
    それに、なんか何十年ぶりに会った先生たちの顔は、
    すっごいほっとした。

    わたしはあれから、小学生にあがっても、
    イジメられてる現場を見るとそのままそこへ飛び込んでいって
    男子ととっくみあいのケンカをした。
    勢いよく入っていくけど、毎回ボコボコにされて毎回めちゃくちゃ泣いた。

    情けないことに中学生になっても、高校になっても、
    社会人になってもその感じは変わらないから困ったもんだ。


    自由気ままに好きで行ってる海外ひとり旅でも、
    現地でひとり大泣き三昧。
    道がわからない、宿がとれない、空港どこかわからない。
    行きのチケットとる時は速攻なのに、
    いざとなると、不安とひもじさで泣きながら外国の街を歩く
    スッテケテン。

    今だって、
    意気込んで講師になったものの、
    始まるそうそう、あまりの勉強量に泣きながら予習する毎日。

    保育園を卒業してから、
    いつだってわたしのアンパンはふやふやだ。

    ふやふやのボロボロすぎて、
    いつもほとんど原型がないくらい。

    飛び出す勢いだけイッパシで、
    勢いがいい分、壁に激突してあんこはみ出しながら
    涙でふやふやになってるアンパンマンは
    どこからどう見てもかっこわるいよね。


    わたしのアンパンは、きっとこれからも
    まるくてきれいなまま飛べないかもしれないけど、

    アンパン作る材料や、
    パンをこねる腕磨いて、

    いつか ふっかふかの、
    とびきりおいしいアンパンになりますように。


    おいしい水。

    • 2011.09.11 Sunday
    • 11:24
     
    現在わたしの財布の中の全財産4円です。

    国内ではもちろん、色々な外国や街で
    たった数百円で何日も過ごすことはしてきたけど、
    所持金が10円をきったのは初めてで。

    それでもおかげさまで私は元気で過ごしています。

    金曜日の朝、そんなことを思いながら
    まだ誰もいない真っ暗な教室でお水を飲もうとしたら、
    パソコンに透けて水がすごくきれいな色してた。




    授業の予習をするために早く教室に来たのに、
    この写真とってたら夢中になってて、
    そのうち生徒さんたちが来ちゃった。
    朝の束の間の楽しい時間おわり。

    財布の中にお金はなくても、
    今日はこの水みたいに、何があっても
    青くて澄んだ心で過ごそうって思ってたけど

    まだギコチナイ授業しか出来ないわたし、
    変なところに力が入ったり、
    「現場ではここがデザインでとても大事です!とても!」とか
    ムダに力説したりしてるからか、

    まるでマラソン中みたいにのどが渇いて渇いて、
    程あっという間に1リットル飲んでしまう。

    朝、こうやってきれいだなーって眺めてたこの青色の水も、
    午前中であっけない程あっという間にカラッポになった。

    そしてやっと、一週間が終わった!
    なんとか今週も無事、終わった!

    で、どーーーしても、ざる蕎麦が食べたい!
    先週の日曜日から、わたしの口の中はざる蕎麦モードで、
    頭の中にもこころの中にも、寝てもさめても私の中はざる蕎麦だらけ。

    もうどうしてもざる蕎麦が食べたいのに
    お金がナイ!
    じゃあ作ろう!

    ということで、
    冬物の服を売ることに。

    本当に大切に着る服だけを厳選して、
    ちょっと似合わない服や、
    ただもったいなくて持っている服とか集めて
    紙袋3袋。

    この前、いつも売りに行く服の買い取りのお兄さんに、
    どうやったら高く売れるかコツを聞いたし、
    この秋の時期に冬物を売るのはタイミングとして高く売れるはず。

    せめてざる蕎麦を食べれるだけのお金になってくれたら
    バンバンザイ!


    安ーい服をたくさん持ってた頃、
    すぐに飽きては別の安い服を買ってた。

    そうしてクローゼットから洋服があふれて
    そこから部屋が散らかっていってた。

    でも、何着買っても満足しないし、
    何着買ってもすぐ、着る服がなくなった。
    目の前に服はこんなにもたくさんあるのに、
    出かける前に、クローゼットの前で、いつも
    着る服がない、、、って思ってた。

    物があるのに、あの時は服を選ぶとき、
    いつも気持ちがガサガサしてた。

    でも、今わたしのクローゼットには
    おしゃれかどうかはちょっと別として、
    わたしがこれ大好き!って思える厳選した服だけがいる。

    服の量がものすごく減ったから
    いつもスッキリ。スッキリするしかないくらいスッキリ。

    そうすると、ある服を色々着回して
    組み合わせを工夫したりして、
    一番多かった時期から、服の数が10分の1以下に減ったのに、
    ものすごく服を選ぶのが楽しい。

    どこにどんな服が置いてあるか
    一目でわかるくらいの量しかないから、
    組み合わせも考えやすい。

    たくさん服があった時は、
    衣替えをする度に、下の方から出てきた服を見て、
    あ!こんなのあったなー全然着てないや。
    って、チクチク罪悪感を抱えながらまたしまってた。

    もう、それはおしまい。

    服を売るっていうと貧乏チックかもしれないけど
    (実際4円しか財布にないからわたしは決してお金持ちじゃないけど)

    ものが少なくなって、
    自分の周りに、少ないけど
    大切にしたいものが、ゆったりとスッキリ並んでいる空間は、

    たくさんの要らないモノに囲まれていた散らかった空間と違って、
    本当にリッチな空間になることを知った。

    そして、いざ、
    先週行きそびれた、ずーっと気になってたざる蕎麦屋さんへ。



    この店は大通りから一本はずれたところに
    ひっそりと佇む蕎麦屋さん。

    前から通る度に、
    何屋さんか気になってたんだけど、
    一見、古い民家みたいな蕎麦屋さんと知って、
    行きたくて行きたくて仕方なかった。






    まずは蕎麦だけ、とか食べてみた。
    そしてつゆだけ、
    薬味を入れて、
    天ぷらをつけて、食べてみた。

    通ぶって食べなくても、どんな食べ方しても、
    ざる蕎麦最高。






    高校生の時、
    生まれて初めてしたバイトは家の近くの蕎麦屋さんだった。

    まかないでいつもざる蕎麦が食べられるから。
    完全にまかない目当てで面接に行った。

    おいしいざる蕎麦を食べながらうどんや蕎麦を運ぶ
    そこでのバイトは本当に楽しかった。

    高校生の時の私のメールアドレスは、zarusoba@docomo.....
    だった。


    大好きなざる蕎麦を食べながら、時々思い出すことがある。
    蕎麦ってそういえば、おいしい水を使うと、味が格段とおいしいんだっけ。

    人間のカラダも、
    7割が水分でできている。
    地球の7割も水分。

    水って、大事だなーって。

    じゃぁわたしの中にある水は、何色なんだろ。

    そう思うと、
    ちょっとだけ、だらしない自分がシャキンてする。


    あー、今度はどんなざる蕎麦を食べよう。
    来週からもそれをエサに自分を励まそう。

    これ頑張ったらざる蕎麦食べていいよ。
    そう思ったら、たいてい頑張れる便利なわたし。



    Robin's Patchという店。Vol.2

    • 2011.09.07 Wednesday
    • 21:09


    愛知県春日井にあった、Robin's Patch(ロビンスパッチ)
    というこの雑貨屋さん。


    2010年、去年7月に、
    春日井から、名古屋に引っ越してきた!

    前は私の家から1時間くらいのところにあったけど、
    家から15分もあれば着く距離に!


    引っ越したり、改装すると、
    「前の方がよかったなぁ」とか、
    ちょっと残念な気持ちになることがよくあるけど、

    このお店は、
    引っ越して、大きさは前よりちいさくなったけど、
    もっともっとギューッって濃縮された感じで

    毎回行く度に、あーこれ何ー!?
    って思う外国の匂いたっぷりのお店。

    そんなお店から、手紙が届いた。


    イースターエッグというものを展示するので見に来てください。
    というもの。

    たまご。。。ざるそばの次に大好きなたまご。
    たまごの味も、字も、たまごかけご飯もオムライスも半熟玉子もプリンも
    とにかくここに書ききれないくらい、たまごが大好き。

    そしてたまごの殻!
    この殻も、殻の割れたところも、肌触りも、なんていいんだろう。

    エッグアートというものが世の中にあることを知って
    ずーーーーーっと前から興味があった

    ダチョウのたまごやアヒルのたまごの殻の仕入れ先や、
    たまごに穴をあける機械を売ってるお店、
    エッグアートを教えてくれる先生も見つけてたけど、

    生徒2人以上集めてくれないと教えてくれないらしく、
    一緒にたまごの殻に絵を描いてくれる人はなかなか見つからず、
    何年もたっていた。

    それを、大好きなRobin's Patchで展示してるなんて
    行くしかない。

    それで、たまごの殻に描いてある絵をいっぱい見て、
    帰りに、前から行きたかったざるそば屋さんでおいしい蕎麦を食べて帰ろう。

    あーなんていい日曜日なんだ、
    そう思って、スキップするのをガマンしながら
    Robin's Patchに到着。


    お店に入ると、数えきれないくらい
    たまごの殻でいっぱい!







    これ全部手作り。
    ろうで描いたり、筆で描いたり、
    陶器で作ったりレースをあしらったり、

    こんなにたまごの殻に囲まれて
    興奮するなという方がムリ。

    それで、ひとつ、
    わたしの心をつかんで離さなかった、たまごの殻があった。

    手描きでここまで表現するのがどれだけ大変か。
    あー、これを将来住む家に飾ったらどれだけステキなんだろう。
    いや、もし今日これを買ったら、
    今日の夜からこのたまごの殻をわたしの図書室に飾れちゃうよ、
    どうしよう。どうしよう。

    でも、わたしの財布はペラッペラのちゃりんちゃりん。
    もしたまごの殻を買ったら、今日のざるそばはおあずけ。
    ざるそばとたまごの殻の戦い。


    さんざん悩んだあげく、
    どうしても好きだと心をわしづかみにされたたまごの殻を買いました。



    財布の中は、笑っちゃうくらいわずかな小銭だけになったけど、
    これからこのたまごの殻を見る度に
    わたしの気持ちや、これを見た誰かの気持ちが
    わぁーってふくらむからよしとしよう。

    少ない小銭をかき集めて、
    帰りに、さっそくたまごの殻を眺めながら
    お茶を飲んだ。


    最近よく思うのは、
    買い物っていう行動はただ、ものを手に入れる行動じゃなくて、
    「投票」によく似てると思う。

    自分の手の中にある財布お金は投票用紙。
    食べ物や着るもの、本もくるまも文房具もプレゼントも音楽も、
    必ず誰かがそれを作っていて、
    それをお店の人が、わたしたちに提案してくれている。

    作る人だけいてもわたしたちには届かない。
    お店の人が作り手の人から買わないと、
    わたしたちは見て、選んで、楽しむことは出来ない。

    今や100均でほとんど不自由なく色々なものがそろってしまうけど、
    わたしはこのたまごの殻に、
    これだけの絵を描いた人と、それを見せる機会をくれたこのお店が
    すごいな、好きだな、って思って感動した。

    ファミレスでもコンビニ弁当でもおなかはいっぱいになるけど、
    丹精こめて作られた料理に感動して、それ相応のお金を払う時は、

    その料理人さんと、その料理人さんを雇っているお店が
    これからもずっと続きますように、っていう
    えらそうかもしれないけど、
    ほんのわずかながらの応援投票のつもりでいる。
    (わたしの投票用紙はちいさくてまるいコインの時が多いけど)


    Robin's Patchというこのお店は、
    これからもずーっとずーっとあってほしいお店。

    東欧雑貨を扱うこのお店は、
    夫婦2人、直接東欧の国へ行って、
    蚤の市や色々なところから、雑貨や文房具や色々なものを買い付けて
    それをお店に並べている。


    東欧とは、東ヨーロッパのことで、
    ポーランド、チェコ、スロバキア、ハンガリー、ルーマニア、ブルガリア、
    旧ユーゴスラビア、アルバニアとか、そのあたりの国らしい。

    このお店に行くと、見た事ないものばかり。

    友達の結婚祝いとか、誕生日プレゼントとか
    贈り物を探す時は、そんじゃそこらのどこにも売ってないものにめぐり逢えるし、
    何よりここで買ったものはすごく喜ばれる。


    5年前からわたしの環境は色々と変わったけど、
    変わらずに話してくれるすてきなご夫婦。







    この日記に書いてあるエッグアート展はもう終わってしまったけど、
    外国の蚤の市が好きな人、行ってみたい人や、
    掘り出し物を探したい人や行ってみて。

    男の人も、ちょっとかっこいいしぶめの文房具や
    レアもののグラスとかあるからきっと、楽しめるはず。


    Robin's Patch(ロビンスパッチ)

    〒464−0824
          愛知県名古屋市千種区稲舟通1丁目15−3
    TEL&FAX 052−734−3185
    OPEN   12:00〜19:00
    CLOSED  水曜日
        (買い付け仕入れの為、臨時休業あり)
    E-MAIL  info@robinspatch.jp




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